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WebサイトのPV(ページビュー)を増やすには?―アクセス頻度と1回あたりの平均閲覧ページ数に着目

Webマスターであれば、WebサイトのPVを増やしたいと思うのは自然なことです。
前回、「Webサイトにアクセスする人の数を増やすには?」で

アクセス数(ここでは月間PVとします)
=「Webサイトにアクセスする人の数(1)」×「アクセスする頻度(2)」×「一人が1回のアクセスで閲覧するページの平均の数(3)」

であると説明しましたが、今回は上記のうち「アクセスする頻度」と「一人が1回のアクセスで閲覧するページの平均の数」について解説したいと思います。

「アクセスする頻度」は、ユーザーが調べたい内容によって異なる

Webマスターのあなたは、1ユーザーがあなたのWebサイトに来訪する頻度が高いといいと願うかもしれません。
しかしたとえば「主婦が毎日の献立を考える」や、「営業担当が乗換案内を調べる」といったアクションは1日~週に数回起こるアクションになりえますが、「甥に渡すお年玉の適切な額を調べる」や「葬儀の喪主になるのに必要な準備」は、1年に1回、または人生においてせいぜい数回しか起こらないアクションです。
Webサイトの扱うテーマで、ユーザーがそのテーマを想起する頻度はどのくらいかということによって、Webサイトの利用頻度は大きく変わるでしょう。

つまりWebサイトで扱うテーマについて、一人のユーザーが「1カ月に1度以上想起」しないようなテーマであれば、「1ユーザーのアクセス頻度」は月1回以上、大幅な増加は見込めないかもしれないということです。
とはいえ、想起する頻度が高いようなテーマ(献立や乗り換え)は競合サイトも多いため、競合サイトとの「検索結果上位」等を競う形になり、後発での成功は厳しいものになるかもしれません。
ユーザーの課題想起の頻度を適切に想定して、無理のない目標を持つようにしましょう。

#筆者の失敗談コラム
「乳幼児のおでかけ」に役立つ情報で広告収入を狙うアプリを企画したことがあります。
内容はオリジナリティがあり、役に立つ情報だったと自負していたのですが、「乳幼児を連れて知らない場所に出かける」という頻度はかなり少ないため、収益化せず撤退したことがありました。利用頻度が少ない場合は、PVも伸び悩みがちのため、PVで広告収入を得るようなモデルには不向きだったということです。
その反省を生かして利用頻度の高い「家計簿アプリ」にもチャレンジしましたが、こちらは競合が多く、後発は圧倒的に不利でこちらも撤退しました。
自分の天職だと思えるフィールドで、コストやパワーを必要以上にかけず、下心なくコツコツと良質なコンテンツを作り続けるのが良いのでは…と感じます。

「アクセスする頻度」を月1回以上にするためには

ユーザーが課題を想起する頻度が1カ月に一度以上あるようなテーマを扱うWebサイトにおいて、1カ月のうちに同じ人がある1つのWebサイトに複数回アクセスするとしたら、どのようなシーンが考えられるでしょうか。ご自身のケースもイメージしてみましょう。
様々な経路はあるかと思いますが、結局は下記の2パターンに集約できると思います。

・1回のアクセスでは読み切れないほどの大量の記事を持っている
・定期的に更新しており、新しい記事の追加・更新が期待できる

1回のアクセスでは読み切れないほどの大量の記事を持っている

たとえば、あるテーマが気になっており、同じジャンルのキーワードなどを使って毎日検索エンジンで調べものをしていて、たまたま同じサイトに辿りつくケースが当てはまります。
(たとえば献立の例で言うとある日は「鶏 大根」、次の日は「豚肉 白菜」のようなキーワードで検索していて、前日と同じレシピサイトに行きつくようなイメージです)
この場合は、ユーザーがたとえWebサイトの名前をそれと認識していようとしていまいと、、検索上位に表示されており、ページタイトルが自分の課題とマッチさえしていれば、複数回同じWebサイトに来訪します。
ということは、あるテーマについて、ある程度の関連記事の量があり、いずれもユーザーにと手役立ち度の高いコンテンツ内容であることが必要です。

定期的に更新しており、新しい記事の追加・更新が期待できる

ユーザーはそのWebサイトが更新されることを期待して、新しい情報を求めて来訪します。
Webサイトの名前や内容は認識していることが多く、ブックマークやWebサイトの名前などを指定して検索したり、更新情報を伝えるメルマガやSNS経由で来訪するケースです。

こちらは、Webサイトが定期的に更新し続けていること、コンテンツ内容がユーザーの課題解決や興味関心にマッチしていること、またそれらの更新情報を伝えるツールをきちんと運用していることの3つが大切です。

つまりまとめると、「大量の優良な記事を持っている」または「大量の優良な記事を定期的に更新している」ことが複数回来訪に必要な条件となります。

「アクセス頻度を高めたい」ならば、そのぶん「良質な記事の量」または「更新頻度」を高める必要があります。
自力・自社内で記事を作るのが大変な場合は、ユーザーからの投稿を集める手段もありますが、Webサイトの編集責任は運営会社にありますし、ユーザーの役立ち度の高い記事を掲載するならば、内容の吟味や校正等のチェックの手間を省くことは難しいと考えたほうがよいでしょう。

1回のアクセスで閲覧するページの平均の数を増やすには

次に、1回のアクセスで閲覧するページの平均の数を増やすには、各記事のなかで関連する自サイトのほかの記事への導線を丁寧に設置することが大切です。
ブログサービスの場合は「カテゴリの設定」や「タグ」の設定をしましょう。
ブログでもそれ以外でも、記事を書く際は文脈に合わせた自分のWebサイトの関連記事への紹介を怠らないようにしましょう。

その際大切になってくるのが「ページのタイトル」です。
具体的に内容がわかるもの、読みたくなるタイトルを心がけましょう。
たとえば、ブログ記事ならば「本日うれしかった出来事」といったタイトルよりも「▲▼新聞で●●の活動が取り上げられました」といった具体的に内容がわかるタイトルのほうがクリックされやすいものです。
さらに「おススメの○○」といった引っかかりの少ないタイトルよりは、「○○ソムリエが選ぶ特選○○7種」といったタイトルにするなど、表現のバリエーションなども工夫してみるとよいでしょう。

つまりユーザーにとって役立つ情報を網羅し、情報を追加・更新しつつ、それをわかりやすく整理する…という基本が大切なのです。

ユーザーをだましてPVのみを稼ぐようなWebサイトでは、いずれ破たんを招いてしまいますので、あくまで「ユーザーの課題解決をする」「ユーザーを楽しませる」など、ユーザー目線でWebサイトを運営するように心がけましょう。

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