「ちゃんと」Webのことを考える個人事業主・中小企業・団体の応援メディア。フォームより無料でご相談いただけます。

運用サイクルを確認(教育系NPO法人の例―<5>)

とある教育系NPO法人のWebサイト構築のご相談にあたり、見積もりにもかかわってくる「運用サイクル」についてお話しした内容を紹介していきます。

目次

1-1:Webサイトの目的と優先順位を確認
1-2:Webサイトのターゲットはどんな人?
1-3:ターゲットが理想の状態になるために必要なコンテンツの洗い出し
1-4:予算にかかわりそうな事項について確認
1-5:運用サイクルを確認(本記事)
1-6:制作会社をどこにするか?首都圏or近隣?
1-7:制作会社3社に制作見積もりを出したらピンからキリまでなんと10倍以上の差が!

前ページまでで、予算にかかわりそうな代表的な事項をお伝えして、何に費用をかけて、何に費用をかけないかを確認しました。
今回はWebサイトの構造にかかわってくる(=Webサイト制作費にもかかわる)「運用サイクル」についてのお話です。
「運用サイクル」とは、リリースした後に、どのくらいの頻度で新しいページを追加したり、既存のページを修正したりするか、ということです。

例えばまったく更新をしないサイトを作るのであれば、「更新が手軽にできる」ことが武器であるWordPressで構築するよりも、静的なHTMLで制作したほうが、ランニングコストとしては安くつくこともあります。

逆に、リリースした後に、ページを追加したり更新したりすることが頻度高く(または大きなボリュームで)発生するのであれば、WordPressなどのCMSで構築しておいて、自分でひょいひょいと更新できたほうがランニングコストは抑えられますし、「リリースした後にページが追加される」ということがわかっていれば、それを想定したサイト構造にしておくことができるため、改訂費用も抑えられます。

リリース時点で載せておきたい情報を網羅しておくだけでは、後で困ることになることも

この団体の場合は、主たる活動である高校生向けのプログラム活動が、毎年「夏のプログラム」と「冬のプログラム」として展開されるとのことでした。
「夏のプログラム」が終わった後は、「冬のプログラム」に差し替えするのか、「夏のプログラム」はそのまま目立たない位置に移動して、「冬のプログラム」を目立たせたいのかによっても、Webサイトのつくりが変わってきますので、ご要望をお伺いしたところ、前者が希望(※)とのことでした。

※今回は希望として持ち帰り、制作会社への見積もり依頼のときにお伝えすることにしました。

「リリース時点」だけでなく、「運用したときにどうなるか」を想定することがポイント

紙媒体のデザインと異なり、Webサイトはリリースした後も、タイミングに合わせて「更新」していくことが一般的です。
そのため、リリース時点のWebサイトの構成だけでなく、「更新が発生するタイミング」を洗い出して、更新したあとに、サイトの構成に影響がないかを考慮しておくとよいでしょう。

具体的によくあるのは以下のようなことです。

・トップページに「今年」のイベント情報を表示したいが、新年になったら新年度のイベント情報だけの表示に切り替えて、過去のものは年度ごとにまとめて表示したい
→WordPressの既存のテーマではカスタマイズしきれないことがあります。
既存の「テーマ」がカッコいいと気に入っても、即決する前に「自分が表示させたい見せ方はできるだろうか?」とあらかじめ確認・検討しておくとよいでしょう。

・トップページに急遽重要なお知らせを目立たせる必要が出てきた
→トップページのデザインのなかに、お知らせを設けるとしたらどこか?を想定しておきましょう

・年に数回、重要なイベントを実施する。リリースの時には告知しないが、しばらくしたらドーンと目立たせたい
→トップページや各ページに、導線を設けておいて、不要な時は隠しておくというやり方にと運用がスムーズです。

次回は、「制作会社をどこにするか?」について紹介します。

ちゃんとWeb.bizをフォローする

follow us in feedly