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広告費をかけないサロンの、「サイトの作り方」と「Webマーケティング」

成功している美容室の運営ノウハウをインタビューするシリーズの第一弾として、前回に続き東京・代官山にあるオシャレなサロン「代官山cheri」にお話を伺いしています。

広告費は一切かけないと言っても、Webサイト構築やWebマーケティング費用はどうなのでしょうか。Webサイトに対する考え方についてお伺いしました。

このサロンのサイトのスゴイところまとめ

  1. 撮影費を含め、Web制作費をかけていない
  2. ヘアサロンなのに、ヘアスタイルのページがない
  3. SEOを気にしていない

スゴイところ1:撮影費を含め、Web製作費をかけていない

なんとこのサロンのWebサイトは元スタッフさんが制作したんだそうです。
そして、こちらの記事にも掲載させていただいているお写真は…といえばお客さまによる撮影とのこと!

サロンのロゴも、これもまた別の元お客さんの制作とのことで…。
報酬は、オーナーによる髪の毛カットだそうです(笑)

「やっぱり、うちの魅力をよくわかっている人に作ってもらいたかったから」とオーナー談。

お客さんやスタッフがこのクオリティを制作できるってものすごい客層(スタッフ層?)ですね…。

ちなみに、2016年6月現在の代官山cheriのサイトは、WordPressを利用して作られており、更新はスタッフの方が担当しているそうです。

スゴイところ2:ヘアサロンなのに、ヘアスタイルのページがない

サロンのサイトというと、様々なヘアスタイルを紹介したページがあるのが一般的ですが
こちらのサロンのサイトにはヘアスタイルを紹介したページがありません。
その理由もオーナーにお伺いしました。

そもそもうちは、お客さまが他の方にうちを紹介するときに、
「ここ(住所)にあるこんな(インテリア)のお店だよ」ということさえ伝わればよいので、本当に最低限でいいのです

ショップカードをオンラインにしただけのようなイメージ。
勧めてくださったお客さま自身が、うちが施術した「ヘアスタイル」を広告してくださっているので、美容室にとっては珍しいことに、カットのイメージは載せていません。
(オーナー)

スゴイところ3:SEOを気にしていない

一般的には「代官山 美容室」などのキーワード検索に対し、上位表示を狙うSEOに力を入れるケースがほとんど。
ところが、オーナーは気にしていないそうです。

ずっと前ですが、SEO業者に頼んで 「代官山 美容室」で一位表示を取りました。ただ、その結果と実際の来客は相関がなかったんです。

うちはけっこう高価格帯の店なので、「代官山 美容室」でサイトに来訪していただいたところで、実際に来店してくださるとも限りません。

先ほどもお伝えしましたが、うちのWebサイトは「電子版ショップカード」。お客さまがおススメの店としてうちの名前を新しいお客さまにお伝えされるので、「代官山Cheri」で検索していただくか、URLを直打ちされているのだと思います。そのためSEOの必要性を感じなくなりました。
(※と言いつつ、代官山 美容室 で検索するとしっかり上位表示はされていました)

ブログも以前は書いていましたが、今はお店のおやすみの日をお知らせする程度です。
エネルギーをどこに割くのか?をよく考えたいのです。
サイト経由でのお客さまの集客にパワーをかけて、本当に生き残れるのか?をよく考えないといけないフェーズに来ているのではないでしょうか。
(オーナー)

ヒアリングを終えて

Webマーケティングの常識をことごとく打ち破る「電子版ショップカード」型方式。
既存のお客さまをたいせつにして、新しいお客さまを連れてきていただく。
広告ではなく、お客さまをたいせつにすることにコストと情熱をかける。
言われてみれば、これが本来あるべき姿のようにも感じてきました。

「電子版ショップカード」型の場合、紹介された側のお客さまは大切な人のおススメとはいえ「どんなお店?」と確認するためにサイトに来訪されます。
来店を決めていただけるように、店の世界観を損ねず伝える必要性があります。

サロンのお客さまやスタッフさんに写真撮影やWebサイト構築をお任せできれば、それが一番お互いに幸せで素敵な方法だと思います。

とはいえ、なかなかそのようなツテがない…という方が多いと思いますので、今後、予算別のサイト構築方法や、写真の手配方法も紹介していきますね。

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